今日は、ちょっと真剣なお話。

先日ご依頼された布団の納品。



お客様は、1人暮らしの98歳の高齢のお祖母ちゃん。


足腰は弱ってきたが、まだまだ元気。


お布団を納品し、
押し入れの整理を頼まれ、すぐに出し入れできるよう、
キレイに整理整頓。




で、話はここからが、本番。




押し入れを整理してると、
奥から高級な布団がドンドン出てくる。

中でも高級なムートンシーツが2枚。

一人暮らしのお祖母ちゃんに「ムートンシーツ2枚」って!


「コレ、使ってるの?」とお聞きすると・・・

『一回も使ったことがない!』
『この前買ったばっか・・・』


そうだよね、ここに使ってるムートンあるもんね。



そうなんです!

なんだかんだと言って、お祖母ちゃんの家に訪問してきて、
売りつけていく業者がいるのです。




そこからお祖母ちゃん、いろいろ私に話してくれました。



「しょっちゅう電話してきて、家に来る」
「『せっかく持ってきたので、このまま置いてくわ』って言われちゃうの」
「迎えに来て、展示会とか連れてかれるの」
「最近は、もう買う物無いって言ってるし、動けんくなってきたで、行かんようにしてるけど」


などなど・・・


昔よくあったやり方。

布団屋だけではなく、宝石、呉服、洋服、などの業界でよく聞く。


私たちの“親”の代にあったんだけど、
今、後を継いだ子供は、このやり方は、しなくなってる。


こんなことしても、自分が苦しくなるだけだから、
自分が経営する“店”ではしない。




こんなことやってるの、従業員がいるお店くらい。
従業員にやらせてる。



やらされる従業員もかわいそうなんだけどね・・・

もっとお客様に愛され、誇りをもってできる仕事がいいよね。

それにしても、困ったもんです。





最後に「言いなりに買わんでもいいでね」とお祖母ちゃんにお伝えしました。


で、このお祖母ちゃん、本多快眠堂は初めてのご利用。

「あんたの店は、どこにあるだん」ってくらい。


なんで“縁”があったかというと・・・


先日の本多快眠堂の広告を見たの。

でも、“見た”のはお祖母ちゃんじゃない。

たまにお祖母ちゃんの様子を見に来る近所の方。


近所の方が、「ここのお店はいいよ」とチラシを持ってきたんだって。


それで、お祖母ちゃん、自分で本多快眠堂に電話をしてきた。

98歳のお祖母ちゃんが『自分で』だよ。

ありがたいことです。

世の中には、たくさんのお店がある。

パッと見ではわからないと思いますが、
それぞれやり方や考え方が違いますので、
よくそのお店の本質を見てくださいね。




皆さんは、どう思われますか?



98歳のお祖母ちゃんにしつこく電話して訪問してくるお店と
98歳のお祖母ちゃんが自ら電話をしてくるお店。



どちらが、信用できますか?



本多快眠堂をよろしくお願いします。